FWaaS(Firewall as a Service)とは?¶
最終確認: 2026-09-29
SASEの全体像に戻る
30秒で復習¶
- FWaaS(エフダブリューアース)=拠点ごとのファイアウォール機器の役割を、クラウドで提供するもの。
- SWGがWeb中心なのに対し、FWaaSはWeb以外も含むすべての通信をIP・ポート・プロトコル・アプリで制御する。
- 拠点ごとの機器の保守が減り、全拠点・在宅ユーザーに同じルールを適用できる。
- 拠点内の通信や、外から社内への通信は守れないので、社内のセグメント分割・EDR・WAFは引き続き必要。
質問:FWaaSとは?¶
答え: FWaaS(Firewall as a Service)=拠点ごとに置いていたファイアウォールの機能を、クラウドで提供するもの。 Web以外も含むすべての通信を、IPアドレス・ポート・プロトコル・アプリの種類で許可・遮断する。中身は次世代ファイアウォール(NGFW)とほぼ同じ。
SWGとの違い¶
| 観点 | SWG | FWaaS |
|---|---|---|
| 対象 | Web通信(HTTP/HTTPS)が中心 | すべての通信(Web以外も含む) |
| 見るもの | URL・Webの中身・ファイル | IP・ポート・プロトコル・アプリ |
| 例 | 危険サイトやマルウェアのダウンロードをブロック | SSH・RDP・FTP・独自プロトコルの外向き通信を制御、不審な宛先への通信を遮断 |
主な機能¶
- ポート・プロトコル制御:例:業務で使わないSSH・RDPの外向き通信を禁止する
- アプリ識別:ポート番号ではなく通信の中身からアプリを見分ける(443番ポートを使う別のアプリも区別できる)
- IPS(侵入防止):既知の攻撃パターンの通信を止める
- DNSセキュリティ:マルウェアが使う不審なドメインへの名前解決を止める
- ログの一元化:全拠点・全ユーザーの通信ログを1か所で見られる
メリット¶
- 拠点ごとのファイアウォール機器の購入・保守・ファームウェア更新が減る
- 全拠点・在宅ユーザーに同じルールを一度に適用できる
- 機器の性能上限を気にしなくてよい(SSL検査を有効にしても、クラウド側で処理能力を確保する)
注意点(FWaaSだけでは足りない場面)¶
- 拠点内・社内ネットワーク内の通信(PC同士、サーバー同士)はクラウドを通らないため守れない。社内のセグメント分割や端末のEDRは引き続き必要。
- 外から社内への通信(Webサーバーの公開など)はFWaaSの主な対象ではない。公開サーバーはWAFやクラウドのファイアウォールで別に守る。
- 拠点の出口に置く最低限の機器(ルーターやSD-WAN機器)は残る。
確認したいこと¶
- Web以外でどんな通信(SSH・RDP・FTP・独自プロトコルなど)が外に出ているか
- 検討中の製品がWeb以外の通信も制御できるか